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秋田県原爆死没者追悼の集い 次世代に語り継ぐこと課題に 

2025年08月06日 19時42分

きょう8月6日は広島に原爆が投下されて80年の節目です。県内でも原爆の被害者に向けた追悼式が行われました。

「秋田県原爆死没者追悼の集い」は、秋田県出身の広島・長崎での被爆者や家族などでつくる「秋田県被団協」が毎年8月6日に開催しています。横手市の福田かず子さんは兵隊だった父親が爆心地から2kmの場所で被爆し、建物の下敷きになりながらも一命をとりとめた当時の悲惨な状況を語りました。今年は去年より20人多い60人が参列しました。去年12月に日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことで関心を持つ人が増えたと言います。しかし、県内で生存する被爆者は11人で平均年齢は88歳と高齢化が進んでいます。今年は参列者の中に初めて当事者がいない状況となり、次の世代にどのように語り継いでいくかが課題となっています。