秋田市の生花店が戦後８０年の節目にサイパンの戦争遺産に祈りの花を生けるプロジェクトを行います。

秋田市外旭川の「グリーンピース」専務の金森鮎美さんが戦後８０年の節目にひとつのプロジェクトに取り組むことを決意しました。舞台は第二次世界大戦の激戦地「サイパン」です。
金森さんは幼いころ、祖父と一緒に現地を訪れた時の記憶がいまも鮮明に残っているといいます。

【金森鮎美さん】
「生々しく朽ちている戦車とか民間人が命を落としたというところで結構衝撃だったんですよね。私はいま命とか生きることとか愛の象徴であるお花を扱わせて頂いている。　じゃあそのお花というもので戦車を生けたら飾ったらどうなるのかなという想像から始まりました」

マリアナ政府の許可も得て行われる祈りのアートは現地の子どもたちなども参加して２８日につくられます。

【金森鮎美さん】
「当たり前の日常に幸せってたくさんあるからその幸せにもう一度立ち返って日常に感謝して手を合わせる。いまある命の感謝の祈りとして表現されるようなアートになればいいなと思っています」

グリーンピースではプロジェクトの制作費などをクラウドファンディングで集めています。９月中に記録映像をつくり、ＳＮＳなどで発信する予定です。