ニュース

今秋のブナ大凶作か クマに出没警戒を   /秋田

2025年07月27日 18時46分

この秋、クマのエサとなるブナの実が大凶作になると推測されることが東北森林管理局の調査でわかりました。

ブナの開花状況の調査は4月下旬から6月上旬にかけて県内51ヵ所で行われました。このうち全く開花しなかったのが36ヵ所。ごくわずかに花がついたのが13ヵ所でした。ブナの実の結実予測は「豊作」「並作」「凶作」「大凶作」の4段階のうち、最も低い「大凶作」でした。福島を除く東北5県全てで大凶作と予測されています。東北森林管理局によりますと、去年ブナの実が並作だった反動で今年は花のつき方が良くないということです。「クマが里に下りることとブナの実が少ないことの関連性が認められている」として、今後もクマの出没に警戒するよう呼びかけています。