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高温少雨 農作物への影響懸念 対策会議で指導方法など確認 /秋田

2025年07月24日 19時55分

例年に比べて高温で雨が少なく、農作物にも影響がで始めています。県や農業団体の関係者らが集まり対策を協議しました。

農作物異常気象対策指導班会議では、農作物の生育状況や高温対策の指導方法などが話し合われました。6月に入り平年を上回る暑さが続き、下旬に一時雨量が多くなって以降、これまで降水量が少ない状況が続いています。こうした気象環境は農作物の生育に影響を与えています。水稲の生育状況は県内各地域でほとんど共通していて、稲の丈が平年より長く茎の本数=茎数は少なめで、気温が高い影響で1週間程度出穂は早まる見込みです。出穂期に向けたこれからの時期は、水管理が特に重要になりますが、北秋田市では米代川の水位が低下している影響で農業用水の確保が困難になり、乾燥した田んぼのひび割れが発生しています。また他にもリンゴやモモ、ナシなどの果樹は日焼け乾燥によって平年に比べて果物の実が小さい傾向だということです。