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長崎で被爆した81歳の男性 秋田で戦争の記録を伝える 「二度と繰り返さないため一緒に考えて」

2025年07月16日 19時48分

今年は終戦80年の節目の年です。原爆が投下された長崎で被爆した男性が秋田市を訪れ、戦争の記録を後世に伝えることの大切さを語りました。

81歳の橋本富太さんは1歳11カ月だった1945年8月9日、爆心地からおよそ4kmのところにあった長崎市内の自宅で母親と被爆しました。まだ幼かったことから戦争の記憶はほとんどないそうですが、一つだけ覚えていることがあります。講話では両親が残した記録などを基に戦争の恐ろしさを語りました。この日は訪れたおよそ100人が橋本さんの話に耳を傾けました。

(橋本富太さん)
「(自分の経験を)後世に伝えながら自分たちの親兄弟、おじいさんおばあさんが苦しんだことが再度起こらないようにするためにはどうしたらいいのか、一緒に考えてもらえればという思いがある。」