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おととしの大雨被害を教訓に 秋田市の高齢者施設で避難訓練  

2025年07月11日 18時57分

おととしの大雨被害を教訓に秋田市の高齢者介護施設で避難訓練が行われました。

訓練を行ったのは秋田市下北手のエールデイサービス秋田店です。職員や利用者、東警察署の警察官などおよそ30人が参加しました。大雨で警戒レベル3の「高齢者等避難」が発表されたという想定で、高齢者を近くのコミュニティーセンターに避難させる際の手順などを確認しました。この施設はおととし7月の大雨で床下浸水の被害にあいました。秋田市内は多くの場所で道路が水没し、下北手地区周辺でも避難をしようとしたときには、すでに多くの故障車が路上に残されていたといいます。11日は施設の前をふさぐ故障車があったという想定で、警察官が器具を使って車を移動させる訓練も行われました。施設から車での避難はおよそ3分で完了し、到着すると職員が高齢者の体温や血圧を測り体調を確認していました。