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秋田県発注の公共工事巡る贈収賄事件 元県職員の男ら2人追送検 別の工事でも賄賂のやり取りあった疑い 

2025年07月05日 11時30分

秋田県発注の公共工事を巡る贈収賄事件で起訴されている元県職員の男ら2人が別の工事でも現金100万円の賄賂のやり取りをした疑いで追送検されました。

秋田県警によりますと、追送検された元県職員の齊藤一人被告(56)は去年11月、県所有の2つの水力発電所の土木工事を青森県の大成産業に発注する見返りに現金100万円を受け取った収賄の疑いが持たれています。また大成産業の御所野富雄被告(77)が贈賄の疑いで追送検されました。
そのうち五城目町の杉沢発電所の工事では、木材を用いた工法に優れているなどとして大成産業と随意契約し、大成産業はおよそ1300万円の売り上げがあったということです。
齊藤被告は秋田県発注の道路補修工事を巡り2022年に御所野被告ら大成産業側から200万円を受け取ったとして起訴され、6月初公判が開かれました。