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参院選公示 秋田選挙区に4人が立候補 1議席めぐり17日間の選挙戦始まる 

2025年07月03日 20時30分

3日参議院議員選挙が公示され、秋田選挙区には4人が立候補を届け出ました。1議席をめぐって、17日間に渡る選挙戦の火蓋がきられました。

秋田選挙区に立候補したのは届け出順に、NHK党の新人・本田幸久さん(43)、参政党の新人・佐藤美和子さん(65)、自民党の元職・中泉松司さん(46)、無所属の現職・寺田静さん(50)の4人です。

NHK党の本田幸久さんは愛知県出身の43歳です。現在は埼玉県でタクシー会社に勤めています。第一声はNHK秋田放送局の前で行いました。県内での活動は3日だけの予定で、ボランティアスタッフにポスター掲示を任せSNSで訴えを発信していきます。
参政党の佐藤美和子さんは秋田市出身の65歳です。小学校教員として36年働いた経験を生かし、子どもたちが自由に学びの場を選択できる制度の導入を目指します。選挙活動は今回が初めてです。農業県秋田では農家を大切にすることで安全・安心な食を提供する環境を守ることが必要だとし、一次産業従事者の所得を補償する仕組みの整備を訴えています。
自民党の中泉松司さんは秋田市出身の46歳です。県議を2期務めた後、2013年の参院選に挑戦し初当選。2019年の参院選で敗れ、今回返り咲きを目指しています。出陣式で人口減少対策の他に力を込めて訴えたのは農業政策。浪人中の6年間、農業現場に出た経験をいかし秋田の思いを国に届けると語りました。
現職の寺田静さんは横手市出身の50歳。2019年の参院選では野党統一候補として自民の中泉さんを破り初当選しました。2期目を目指し生活に根差した政治に変えていくと語ります。「生活にまつわる全ての課題が政治課題」と話し、減税や光熱水費の減免など物価高騰対策に力を入れるほか、介護・福祉・教育現場への支援を拡充すると訴えます。

参院選の投開票は今月20日です。期日前投票は4日から始まり、今回の参院選では県内に期日前投票所が合わせて200カ所設けられます。秋田朝日放送ではホームページに参院選の特設ページを設け、各候補者が取り組みたいことなどについて掲載しています。