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秋田市議会 新スタジアム5千人収容可能な配置案示す 設備・雨水管などの課題も

2025年06月19日 20時11分

秋田市議会で新スタジアムについて議論が交わされ、5千人規模であれば既存施設の敷地内に収まるという配置案が明らかになりました。

市は6月議会に、新スタジアムの整備について新設と改修を比較検討するための調査費用として2600万円あまりの補正予算案を提出しています。この整備事業について話し合う教育産業委員会の中で、庁内組織で検討された既存施設を改修する場合の配置検討案が示されました。現在のASPスタジアムはメインスタンドに1892人、その他の3方、芝生席に3100人、合わせて4992人を収容できるつくりです。市の担当者によると、これまでの検討により個別席をJリーグの基準である5千席を上回る5006席の確保が可能という見通しです。しかしリーグ基準には、座席数の他にも必要な設備が定められています。また基準では将来的な拡張性も求められています。その場合、地下に埋まっている雨水管の移設が必要な可能性が高まり、工事完了には6年ほどかかる見通しです。事業の方向性は今後、専門的知見を持つコンサルタントからの意見も参考に年内に決定する予定です。コンサルタントは審査のうえ、8月上旬には契約を結ぶ計画です。