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政府の備蓄米放出 県内の米価に影響は? /秋田

2025年06月05日 21時55分

コメの価格高騰が続き備蓄米の放出も行われました。秋田のコメの価格に変化は起きたのでしょうか。

秋田市におけるコメの価格の推移です。去年秋ごろから価格の上昇が著しく、4月時点で3683円でした。去年と比べ、1500円以上も高くなっています。3月から備蓄米の放出が始まり、先月末からは随意契約による備蓄米の放出も行われました。この動きを県内のコメ販売店はどのように見ているのでしょうか。コメ価格の高騰に対応するための新たな閣僚会議の初会合が開かれ、石破総理がトップを務めコメの安定供給にむけコメ政策のあり方について議論します。
大仙市のある販売店では、去年産のあきたこまちが10キロ・7千円で販売されています。去年新米が出たころに値上げしてからこの価格を保っています。3月下旬から放出が始まった政府備蓄米。農林水産省は、備蓄米を含むブレンド米などのコメの店頭価格を調べ公表しました。随意契約による備蓄米が店頭で販売される前の先月29日時点の価格は、秋田は5キロ税抜きで最低価格が3180円、最高価格が3680円でした。中央値は3280円で、北海道の3215円に続き全国で2番目に低くなっています。販売店によりますとコメどころ秋田はもともとコメの価格が他県よりも低めだった事もあり、備蓄米の放出はコメの販売価格にさほど影響しなかったということです。