2025年06月03日 19時32分
昭和のプロ野球を沸かせ「ミスター」の愛称で親しまれた巨人軍の終身名誉監督・長嶋茂雄さんが3日亡くなりました。89歳でした。秋田県内でも長嶋さんを悼む声が聞かれました。
秋田市内で生花店を営む佐藤政則さんは小学生のころ長嶋さんの姿に夢を与えられ、66歳になった今も野球を続けています。
「自分たちの小さいころからの憧れの選手、そして監督だったので、寂しいなっていう気持ちが1つですね」
佐藤さんが生まれた1958年は長嶋さんが立教大学から巨人に入団した年です。華があった長嶋さんは野球少年たちの話題の中心でした。
「物心ついたときにはもうスター選手でしたし、チャンスっていうと必ず長嶋さんが打ってくれる。自分たちで自前のユニホームを作ってくると、みんな背番号3だったっていうのがまず1つと、あとはやはりサードを守りたい、4番でサードを守りたい、っていうのがみんなの思いだったと思いますね。その頃の」
佐藤さんは仕事のかたわら野球チームを作って50歳以上が参加する「500歳野球大会」に出場しています。長嶋さんは、現在も選手として白球を追いかける佐藤さんの憧れです。
「ミスターって言われるくらいプロ野球の代表選手なので、やはり目標はずっと、野球やってる限り長嶋さんに近づきたいなっていう想いでやってますね」
野球少年だったころから憧れ続けた長嶋さんは、佐藤さんの心の中で不滅の存在であり続けます。