６月に入り来年春に高校を卒業する生徒の求人の受け付けが始まりました。人手不足に頭を悩ませる秋田県内企業は、様々な工夫をして高校生からの応募を待ちます。

来年春に高校を卒業する生徒の求人の受け付けは１日からオンラインで始まり、「秋田新卒応援ハローワーク」では２日から窓口での受け付けを始めました。
秋田労働局によりますと、今年３月卒業の生徒に対する県内の求人は４月末時点でおよそ５千人でした。一方で就職を希望する生徒はおよそ１６００人、県内就職に限るとさらに３００人余り少なくなります。県内は企業の人手不足と生徒数の減少が進み求人倍率は２年連続で４倍を超え４．０６倍です。去年に次いで過去２番目の高さになりました。
【建設会社の採用担当者】
「（高卒者は）進学を希望する割合が高い。地元でも公務員優先となるのでなかなか民間企業を志望してもらえるのは少ないという実感。」
Ｑ採用増やすための工夫は
「弊社は福利厚生の充実。創業８０周年で定年延長」
若者の採用を目指してＳＮＳで会社の事業やイベントなどの発信を始めたという企業もありました。
【リネンサプライ会社の採用担当者】
「インスタグラムをやっていない会社はホームページを持っていないのと一緒だと言われて衝撃を受け立ち上げた。まずは会社のことを知ってもらえるように小さなことから色々なことを紹介していけたら、良い人が１人でも多く入社していただけたらと思う」
高校を卒業する人の求人の公開は来月１日から始まり選考開始は９月１６日です。