秋田県の鈴木知事は風車の羽根が折れた事故を受け、国に対し点検方法や安全基準の見直しを求めていく考えを示しました。

代表質問が行われた３０日の県議会では、秋田市新屋町で起きた風車の羽根が折れた事故について、風力発電事業の信頼回復にむけてどのように取り組むかと質されました。
【鈴木健太・秋田県知事】
「国に対し私自らが先頭に立って安全基準や点検方法の見直し等を強く求めていくとともに、現在進めている風力発電の状況調査の結果を踏まえ、関係する市や町と連携し速やかに個々の安全対策に取り組んで参ります」

また、去年に続き秋田県発注の公共工事を巡って職員が収賄の罪で逮捕・起訴された事件を受け、発注に関わる職員の倫理管理を見直し、不祥事の根絶に取り組む考えを示しました。さらに鈴木知事は二度と不祥事を起こさない決意を県民に示すため、職員の倫理に関する条例を今年度中に制定すると話しました。