各地で「空き家」が増えその管理や活用方法が課題となっている中、秋田・由利本荘市で２８日空き家を利活用していくことを目指しセミナーが開かれました。

セミナーは空き家を所有している人や空き家になる見込みの住宅を所有する人を対象に行われ、オンラインも含め１６人が参加しました。
由利本荘市は空き家の売却や賃貸を希望する所有者から情報提供を受け、ホームページなどで物件を紹介する空き家バンク制度を行っています。２０１４年にスタートしてから５月２７日までに５４件の成約があり、現在２１件が登録されているということです。
空き家問題解決に取り組むＮＰＯ法人の代表は「住むのは難しい古い建物でも倉庫などとしての需要がある。売却することで年々高騰する解体費用が節約できたり貸し出して賃料を受け取ることができたりする場合がある」と紹介しました。
セミナー終了後には相談会が開かれ、司法書士や不動産事業者が建物の活用方法に悩む参加者たちに「まずは専門家に見てもらって建物の状態を知ることが大切」とアドバイスを送っていました。次回のセミナーは来年１月に開かれる予定です。