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クマの居座りに備えて…警察や猟友会が対応訓練 けが人救出と捕獲に向けて連携 秋田市でクマ目撃相次ぐ中

2025年05月28日 19時03分

クマの目撃情報が増えている秋田市で28日、クマが建物に居座りけが人がいる想定で警察や猟友会などが訓練をしました。

訓練には警察や秋田市のほか、地元猟友会などあわせて30人が参加しました。食品加工会社の物置で従業員が体長およそ1mのクマに襲われたという想定です。
はじめに、通報を受けてかけつけた警察が建物の中に入り倒れている人を発見。安全を確保しながら建物の外へけがをした人を運び出します。
秋田市や猟友会が到着したあとはドローンを飛ばして内部を確認します。すると…建物の中に潜むクマを発見。捕獲するため、猟友会と協力して建物の入口付近に箱わなを設置しました。
秋田県のツキノワグマ等情報マップ「クマダス」によりますと、今年5月1日から27日までに秋田市でのクマの目撃情報は74件寄せられていて、去年5月1カ月間の45件を大きく上回っています。
【秋田中央警察署・高橋俊之地域課長】
「クマの居座り事案がいつどこで発生するかわかりません。危機感を持ちながら付近住民の安全を第一に考えて迅速に行動したいと思っています」