2011年8月25日(木)放送/ユナイテッド計画株式会社(潟上市)
紙くずや木くずから、不要になった医療機器、工場からでた廃液まで、県内各地で出された廃棄物を一括処理する「リサイクリングワーフ秋田」。今年2月から本格稼働した新しい廃棄物処理施設だ。廃棄物を燃やして生じる熱エネルギーを回収し、電気エネルギーとして利用する「サーマルリサイクル」という方法を使い、使用電力のおよそ7割を蒸気タービンによる発電でまかなっている。また、溶解炉の中の燃え跡から出てくる銅や亜鉛などを含んだスラグ※から金属を取り出す、マテリアルリサイクルの事業も検討している。循環型社会の実現に向け、資源の活用によって新たなエネルギーを生み出していく。
※スラグ…溶鉱炉、平炉などで鉱石を溶解・精錬する際に溶剤の作用によって生じる「混合酸化物のかす」(広辞苑<岩波書店>)