2011年3月3日(木)放送/株式会社 秋田今野商店(大仙市)
1グラムの中に100億個ある胞子の中から、1個を見つけ出して増やす。酒・みそ・しょうゆといった発酵食品には欠かせない麹菌や乳酸菌は地道な研究を重ねて作られてきた。創業101年目を迎える今日、秋田今野商店の麹菌は、東日本で作られる日本酒の7割に使われるまでになった。時代の流れ、顧客のニーズを見ながら世界の市場に焦点を当ての農業や、環境浄化の問題にも光を当て、食品以外の製品も作り出す。足元を見つめながらも新しい物に挑戦するのは、小さな菌から生まれる可能性を信じるからこそだ。