2008年11月12日(水)放送
大館といえば曲げわっぱ、秋田音頭に登場する伝統工芸品だ。おひつや弁当箱といった商品が主力だったが、最近はサラダボウルやビアカップといったユニークな商品が増えている。100年以上の歴史を持つ曲げわっぱ工房『栗久』が開発したリングカップは、お客様の声から生まれたヒット商品だ。手に少し障害を持ったお客様の一言「軽くていい!いいんだけど、どっか引っかかりがあればなあ~」その一言が、リングを付けるという発想に繋がったのだという。曲げわっぱの技術を応用して木造自動車を作ったのは、鷹巣技術専門校。一世を風靡した箱型スカイライン“通称ハコスカ”をイメージした。先人の知恵を守りつつ常に新しい事に挑む、曲げわっぱの技術を何にどう生かすのか、その知恵が新しいビジネスを生む。