第340回 系列番組審議会委員代表者会議議題 生成AI・SNS時代におけるテレビの「価値と責任」
~革新技術をどう生かすか~
今回は系列番組審議会委員代表者会議議題「生成AI・SNS時代におけるテレビの『価値と責任』~革新技術をどう生かすか~」について、審議委員からご意見をいただきました。
委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。
- 生成AIを番組制作の過程で使っても、最終的には人間のチェックが必要。人間による「適切・的確な判断や評価」を軸に番組制作を進めることが求められる。
- AI利用が当たり前になってくると、同じような番組ばかりになることが予想される。AIの力を借りつつ、各局の個性を生み出して大事にしていかなければない。
- AI利用の場合、どの部分で使ったかを明示したり、使ったことが明確にわかるような構成にしたりすることを望む。
- 「この番組の一部は生成AIで作成しました」とコメントしてはどうか。「一部」という言葉にすることで、すべてではなく必ず人の手が加わっていること、信頼を守るためにも人の手を加える必要があるという発信にもなる。
- AIはローカルな情報には弱い。地域に寄り添い、人間味を伝えられるのがローカルテレビ。
- SNSにはないテレビの強みは「現地に赴く取材」「偏りのない情報」「全員を同じ時間に同じスクリーンの前に集合させるパワー」。テレビは連帯感や安心感を生み出せる。
- テレビは無料で享受できるライフラインである。
- テレビは、白か黒か、敵か味方かなど分けることはせず、グレーなものはグレーなまま、複雑なものは複雑なまま丁寧に描き、社会的マイノリティの声や意見にも耳を傾ける質の高いコンテンツを作り続ける責任があると思う。
- これからの時代、AIに作業させ、SNSに拡散と対話をさせ、テレビは正義と倫理、品質を守るなど、ハイブリッドに共存していかなければならない。
今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。