スタッフ制作後記

体感視聴率80%超!?(シャバダバオ)
2002年4月27日

ぷぁぷぁ金星がスタートして早一年。

 一応秋田のタレントとして、いつ、どんな形で秋田朝日放送さんと仕事ができるのか、何気に考えていた一年前から見ると、この間は本当にあっという間だった。

 僕とバリトンさんが好き勝手に秋田で遊ぶ、というプロデューサーの思惑通りに行っているのかどうかは分からないが、時折「こんなんでギャラ貰っていいの?」なんて思いつつもなんとかかんとかやってきているようで。番組名を最初に知らされたとき、正直「どうかな?」と思ったのは言うまでもない(スイマセン)。その時点で気も早く「ぷぁ金、なんて短縮してもらえたらいいですね」なんて屈託のない薄ら笑みを浮かべ調子のいいことを言っていたプロデューサーのもくろみは、奇しくもさりげなく浸透しているあたりがすごい(たぶん)。一部では「ぷ金」などと、さらに省略されているところもあったりして。少なくとも、小林亜星考案の「E電」よりは認知されていると思う(もちろん県内では)。イベント等で県内あちらこちらに行く機会も多いが、その度に「見てますよ、ぷぁぷぁ金魚」とか、「たまたまテレビつけたらたまたま毎月見ちゃうんだよ」とか、「年末スペシャル最後まで見ちゃいました」とか「ザッコは今年はとらねえの?」とか「二人ともいい体してるねぇ」とか、、、。いずれ、この際実数値は置いといて、体感視聴率に限っては80%を裕に超える勢いだ。本当にありがたい。

 僕たちの場合、どんな仕事でもそうだが、恵まれていると言うかありがたいと言うか迷惑と言うか(んな事ないか)、普通に生活していたら経験や体験できない事にたくさん巡り逢う。いろんなスポーツに触れたり、隠れた名所を発見したり、食えないものを無理矢理食ったり、外国人をナンパしたりエトセトラ。どれもこれも、誰かの後押しやきっかけがなければ一生関わる事の無かった出来事なのかもしれない。もちろん、やる事見るもの全てが素晴らしいとは言えないのかもしれないが、体験していないよりは遥かに今の方が、生きている楽しさを充分実感できていると思う。

 誰かがラジオで言っていた。
「秋田は遊ぶ所が無いからつまらないと言う人がよくいるが、こんなに自然あふれる地球最大の遊具をどうして見過ごすのか」

 その言葉を聞いた時、顔から鼻が落ちた、、、もとい、目からウロコが落ちた。遊園地があればいいだの、ファッションビルがたくさんあればいいだの言うけれど、遊び場ってそんなんじゃないんだよねきっと。秋田にだって楽しい所、遊べる所なんて山ほどある。それは決してアミューズメントパークでもなく、どでかいファッションエリアでもない。目の前にある川だったり、殺風景な公園だったり、近所の居酒屋だったりする。それは、自信を持ってそうだと僕なりにいいきれる。それは、こういう仕事をしていていろんな所を引っ張りまわされた結果発見したものがほとんどなのかもしれない。でも、だからこそ体験が発見につながり、楽しい仕事で楽しい秋田を満喫できているんだ。もちろんそれは、僕らのような仕事だからできるというのではない。ほんのちょっとの行動力さえあれば、誰だってこの秋田を楽しむ事ができるんじゃないかな。人工的な物って、あきさせないっていうテンションを維持させるのにかかるお金や労力ってハンパじゃないと思うけど、自然にあるものってなんにもしなくても、自分たちの考え次第で無限の楽しみ方ってあると思うんだよな。自分の視野を広げようとせず、興味のないことには無関心。挙句の果てに、知らない事を一方的に蔑んだり、羨ましいという気持ちを妬みにすり替えたりする。そんなんじゃ、東京だろうがニューヨークだろうが楽しめないよきっと。政治の世界ではいい大人が足の引っ張り合いで勝手に盛り上がってるけど、善良なる秋田県民は、堂々と愛県心をふりかざせるよう、もっとまわりをよく見て自分で楽しいこと見つけようよ。引越しようが亡命しようが故郷は故郷なんだから。
って僕、なんて壮大なスケールの独り言いってんだろ。まあでも独り言って、得てして人に聞いてもらいたいから口からでちゃうんだけどね。

 ってな訳で僕らは、この番組を通じて「秋田にはこんな素晴らしい所がたくさんあるんですよお!」とか、「今回紹介した所へ是非出かけてみてくださいねえ!」等といったおこがましい気持ちで番組に携わっているという意識は毛頭ありません。行った先々で僕らが勝手に、なおかつマジで楽しんじゃってるだけですから。(もちろんスポンサー様は神様です)だって秋田って面白いとこたくさんあるんだから。それが気に入らないんだっていうお尻の小さいあなたは良質な情報番組をお楽しみください。

 あ、そうそう、この番組って「どうでしょうリターンズ」のパクリって言われているみたいだけど、出演している本人はまったくそういう意識ってないんだよね。だってまともに見たことないし。でもすごいなって思う所はたくさんある。ローカルパワーは見習うべきだし、なんたって旅行誘致のキャッチコピーが「どうでしょう、北海道」ってくらいだからね。とりあえずの夢は、JRさんか航空会社、もしくは県に、「ぷぁぷぁ秋田」ってキャッチコピー使ってもらう事かな。
 最後に、開局10周年という記念すべき節目に、ちょっとでも僕という人間を関わらさしていただいている秋田朝日放送様に感謝です。