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過去の落雷による羽根内部の損傷が拡大し落下 秋田市で起きた風車の羽根落下事故で最終報告書

2026年01月22日 11時22分

秋田市で去年=2025年5月、風力発電の風車の羽根が落下した事故で発電事業者などが最終報告書をまとめました。落雷で羽根の内部が損傷していたまま運転を続けたことなどが事故原因としました。

去年5月に起きた事故では、落下した羽根の近くで倒れた男性が見つかり亡くなっています。発電事業者のさくら風力などは21日、国の審議会に事故報告書を示しました。
羽根の内部には過去の落雷のものとみられる傷がありました。保守会社の日立パワーソリューションズが2017年の点検で落雷で焦げた跡を確認したということです。この際、メーカーのエネルコンに対して問い合わせをしましたが、修理不要と回答されたとしています。
報告書では、保守会社とメーカーの間で情報共有が不足していて羽根を修理しなかったことで損傷が拡大し落下したと結論付けました。さくら風力は残った支柱などを速やかに撤去し発電所を廃止する方針です。