５月７日に事業を停止した秋田市のタクシー会社「あさひ自動車」の元従業員などを対象としたタクシードライバー志望者への就職面談会が開かれました。

ハローワーク秋田と県のハイヤー協会が１２日に開いた就職面談会には「あさひ自動車」の元従業員など３３人が参加しました。
「あさひ自動車」は秋田県内のタクシー会社では２番目の規模でした。現在ハローワーク秋田には元従業員およそ８５人が登録していて再就職の支援が課題となっています。
会場では９つのタクシー会社がブースを設け、業務の説明などをしました。
秋田県内で稼働するタクシーの数は５月末時点でおよそ８７０台となっていて５年前と比べ２００台近く減少しています。背景には慢性的な運転手不足があります。
秋田県ハイヤー協会は「車両数、運転手ともに減少傾向が続き、利用者にも不便をかけている。あさひ自動車の元従業員に再びタクシー業界で働いてもらうことで少しでも人手不足の解消につなげたい。」と話していました。