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秋田市出身の22歳男性 アメリカで野球のコーチ修行へ「多様な価値観の中で感性高めたい」

2025年06月10日 20時33分

この春大学を卒業した秋田市出身の男性が野球の指導者としてアメリカで学ぶ挑戦を決断しました。これまでの繋がりに感謝し、10日に秋田を出発しました。

秋田中央高校から秋田大学に進学し、この春卒業した秋元天月さん22歳。大学1年の夏ごろから県内の野球チーム「SAMURAI BLACKS(サムライ・ブラックス)」のコーチとして小中学生の指導にあたっています。秋元さんは今年4月から東京の企業で働くことが決まっていました。しかし、去年チームの代表を務める渡辺龍馬さんからアメリカで指導者として挑戦できる可能性があると聞き、大きな決断をしました。今月19日からおよそ2カ月間、アメリカの独立リーグを戦うチームでコーチとして帯同します。チームが所属するエンパイアリーグでは選手がお金を払って試合に出場します。メジャーリーグなどのスカウトも足を運ぶため、チームの優勝よりも選手個人の成績が大事になるといいます。より個人の能力が重要視されるチームで打撃や守備の指導に携わる秋元さんですが、吸収したいことは野球だけに留まりません。秋元さんは、自分のここまでの歩みは人との繋がりの中で生かされ、指導者に恵まれたと振り返ります。今後は指導者として新たな挑戦が始まります。