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人の往来がある場所の風力発電風車は10カ所 秋田県内 風車の羽根落下事故を受け74カ所対象に調査

2025年06月09日 19時19分

風力発電の風車近くで不特定多数の人の往来がある場所が秋田県内に10カ所あることがわかりました。

秋田県は、秋田市で5月に起きた風車の羽根の落下事故を受け、9つの市や町と連携し県内74カ所ある陸上風力発電所を対象に最寄りの住宅までの距離や人や車の往来などの周辺状況を調査しました。
秋田県によりますと、羽根の長さの4倍に当たる範囲でみると、公園や浜辺など不特定多数の人の往来がある場所は10カ所でした。また、交通量が多い国道や県道がある場所は18カ所でした。現在、能代市と由利本荘市のあわせて3つの発電所で立ち入りが制限されています。
11日には鈴木知事が経済産業省を訪れ、事故原因の早期究明や設備の安全基準に関する見直しなどについて要望する予定です。