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5月の秋田県内クマ目撃件数 例年より大幅増

2025年06月08日 19時40分

5月の秋田県内のクマの目撃件数は例年を大きく上回りました。
県は、「出没警報」を延長し被害に遭わないよう注意を呼び掛けています。
県によりますと、先月の県内のクマの目撃件数は384件でした。2020年から去年までの過去5年間の5月1カ月の平均は118件で、今年は大幅に増えました。先月県内では仙北市田沢湖(せんぼくしたざわこ)玉川(たまがわ)と鹿角(かづの)市八幡平(はちまんたい)にまたがる登山道を歩いていた男性がクマに襲われけがをしました。県は、クマの目撃が相次ぐ状況をふまえ当初先月末までとしていたクマの出没警報を来月末まで延長しました。夏は山にクマの食べ物が少なくなることなどから人の生活圏に現れやすくなるとして、県は「外に出る際は音の出るものを持つなどクマを意識した行動をとってほしい」と呼びかけています。