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令和5年の秋田県内火災概況 火災で亡くなった人の7割以上が高齢者 

2025年05月25日 18時34分

おととし県内で発生した火災で亡くなった人の7割余りが65歳以上の高齢者でした。

県の「消防防災年報」によりますと、おととし県内で発生した火災は前の年より4件多い318件で、損害額は18億2982万円でした。出火件数を季節別に見ると、最も多いのが3月から5月の春で、秋と冬の2倍を超える件数となりました。出火原因として最も多いのはストーブの22件、次いでたばこ、電灯や電話などの配線でした。火災で亡くなったのは21人で、自殺した5人を除くと65歳以上が7割余りを占めました。死に至った経過では逃げ遅れが最も多く、県では住宅用火災警報器の設置や定期的な点検、避難方法の確保などを行うよう呼びかけています。