2025年05月12日 19時20分
秋田市新屋町で風力発電の風車の羽根が落下した事故から10日が経ちました。現場では羽根の撤去に向け作業が進められています。
警察と消防によりますと2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で風力発電の風車から羽根が落下しました。落下した羽根の近くでは81歳の男性が倒れているのが見つかり、男性はその後死亡が確認されました。死亡した男性と落下した羽根の因果関係はまだわかっていません。
発電事業者のさくら風力によりますと、落下した風車の羽根は5日に回収され10日から風車に残った破損した羽根などの撤去に向け作業が進められています。12日は朝から関係者らが現場に入り、クレーンを搬入・組み立てるための土地の整備や鉄板を敷くなどの作業が行われました。
また、午前は破損した羽根の付近にドローンを飛ばし、破損部分の写真を撮るなど事故原因の究明に向けた作業も行われたということです。
さくら風力は事故当日、市からの連絡を受けて風車の状態を記録するシステムを確認したところ午前10時7分に風車の「振動エラー」を感知していたことを明らかにしています。
施設の保守点検を担う日立パワーソリューションズによりますと、事故当日は遠隔監視システムのアラームが鳴り事業者のさくら風力から報告を受けたことから、現地に保守担当者を派遣したということです。
21日をめどに風車に残っている折れた羽根を優先して撤去作業を行い、残った2本の羽根も合わせて5月中には作業が終えられる見通しです。
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