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秋田市の風車事故 2日に「振動エラー」感知していた  

2025年05月10日 19時01分

秋田市で風力発電の風車の羽根が落下した事故で、事故当日の午前10時7分に事故のあった風車で「振動エラー」を感知していたことがわかりました。

風車の羽根の落下事故は2日に起きました。警察によりますと、午前10時16分ごろに「風力発電のプロペラが落ちている」と通行人から消防に通報があり、消防が到着したところ落ちた羽根の近くで81歳の男性が倒れていて、その後死亡が確認されました。風車を設置した「さくら風力」によりますと、事故当日、2日の午前10時7分に当該の風車で「振動エラー」を感知していたということです。施設の保守点検を担う「日立パワーソリューションズ」によりますと、地震や雷、強風などで大きな振動を受けた際に「振動エラー」を感知すると遠隔監視システムのアラームが鳴り、監視員から連絡を受けたサービス員が現地に点検に向かうということです。当日はこの「振動エラー」の感知を受けてサービス員が点検のため現場に向かう途中で「さくら風力」から事故の一報を受けたということです。