2025年05月08日 19時45分
秋田市で2日風車の羽根が落下した事故を受け、風車を設置した会社の社長が8日、秋田県と秋田市の担当者のもとを訪れ、事故についての謝罪や説明を行いました。
風力発電事業を手がける「さくら風力」の盛高健太郎社長は8日、県や市の担当者のもとを訪れ、事故現場の様子や今後の調査などについて説明しました。
警察と消防によりますと、2日秋田市新屋町の新屋海浜公園で風車の羽根が落下し、近くで81歳の男性が倒れているのが見つかり死亡が確認されました。
さくら風力の盛高社長らは3日に事故現場を訪れて警察や経済産業省の聴き取りなどに応じていました。
盛高社長は8日午後に事故現場近くで報道陣の取材に応じ、県や市から原因究明や破損した風車の安全確保などを行うよう求められたと話しました。経産省からの指導を受け大学の教授など第三者を含めた事故の調査チームの設置を検討しているということです。また、風車に残った羽根の根元の部分に関しては12日から撤去作業を始めるとしています。
秋田市によりますと、市内の陸上に設置されている風車45基のうち今回落下事故があったものと同じドイツのエネルコン社製の風車は、事故があった風車を含め14基あります。残りの13基は全て人が立ち入ることがない林や海辺に設置されているということです。
秋田市は7日から市内で風力発電事業を行う11社に安全管理に対する聴き取り調査を開始しました。8日午後には秋田市の沼谷市長が経済産業省を訪れ、事故原因の早期究明や安全対策、また国から自治体への情報共有などの緊急要望を行いました。
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