第111回 酒類卸がバイオ関連事業に進出

2013年11月20日(水)放送/株式会社秋田県酒類卸(秋田市)

1990年代後半の規制緩和により、取り巻く経営環境が劇的に変化した酒類卸業界。秋田県酒類卸が生き残りをかけて経営の多角化を進めるなか、着目したのが乳酸菌。中国科学院の金鋒教授が優れた乳酸菌の開発に成功し、日本での事業化の拠点として、秋田県酒類卸の横手市にある工場を選択。乳酸菌を培養する基になるのは地元産の米や大豆など。これを原料にして、飲料などの商品を開発。現在では化粧品なども手掛け、メーカーに提供、業績を順調に伸ばしている。