放送番組審議会

第301回「AAB開局30周年記念特別企画 夢球場2022 球児たちの熱い夏!秋田大会開幕直前SP~みどころ・展望~」

2022年09月06日

放送番組審議会 2022年9月6日(火)開催

第301回「AAB開局30周年記念特別企画 夢球場2022 球児たちの熱い夏!秋田大会開幕直前SP~みどころ・展望~」

2022年9月6日(水)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「AAB開局30周年記念特別企画 夢球場2022 球児たちの熱い夏!秋田大会開幕直前SP~みどころ・展望~」を課題に、審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 大会直前の特別番組は初めてだったが、新しい切り口で、多面的な興味と関心をもたせてくれた。笑える場面もあり、明るい、愉快な番組だった。とても楽しく見られた。
  • 高校野球大好き芸人のいけだてつやさん、高校野球元監督の小野巧さん、高橋正和アナウンサー、この3人のキャスティングが良かった。小野さんの経験に基づいたデータ展開と秋田の高校野球の話、いけださんのオタク的な面白く細かい情報、それらを高橋アナが安定感ある進行でうまく引き出していた。
  • いけださんは、球児やチームに対するおふざけはなく、一線を越えないコメントで健全な笑いを作り出していた。「観戦の極意」が披露され、高校野球の楽しみ方の新たな視点が増えた。特にブラスバンドの話は非常に興味深く、初めて知る事もあった。
  • 小野さんの実績と人柄が、番組の信頼度を高めたと思う。
  • 選手育成や戦術を工夫しているチームの紹介をしても良かったのではないか。また、AABの高校野球解説者数人による専門的な予測・展望も考えられたのではないか。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 秋田の高校野球熱の高さを伝える番組を作りたいという思いで、語り手として高校野球好きの著名人起用を念頭に置いていた。そこで、2018年に秋田大会の決勝を見に来ていたいけださんに声をかけ、4年かけて実現に至った。
  • 高校野球を題材に、こういったスタイルでやるのは当社として冒険だった。日本高野連に対して、何度も企画・提案を繰り返し、OKが出た。いけださんの日本語は丁寧で、何より高校野球に対するリスペクトがあり、心配はなかった。
  • 真剣なブロックを設け、番組に説得力と信頼性を持たせるために小野さんに出演していただき、全体にメリハリが出た。小野さんの分析にいけださん目線の補足やツッコミがうまくはまったと思う。2人の相性がよく、面白い化学反応が起きた。
  • 大会後に制作した高校野球特番では、「戦術」を扱った。今回は、事前・事後ですみわけを行う形になった。
今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。

次回は10月12日(水)
「サタナビっ!It’s SHOW time!スペシャル(仮)」をご審議いただくこととしました。