第330回「ほっとネットとうほく 半座を分かつ」
2025年7月1日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は「ほっとネットとうほく 半座を分かつ」について、審議委員からご意見、ご提案をいただきました。
委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。
- 秋田市内の酒蔵が里山・鵜養地区の人々とともに酒米栽培から取り組んだことが紹介され、酒造りへのこだわりとその独自性を知ることができた。
- 無農薬で酒米を作る大変さが伝わってきた。蔵の伝統的な木桶での酒の製法などを見ることができて、勉強になった。圃場、蔵、それぞれで働く人たちが生き生きと描かれていた。
- 日本の原風景といえるような鵜養地区の映像はとても美しかった。秋田市内にまだこんなところがあったのかと驚いた。
- タイトルが難しく、この番組の何を指しているのか分かりづらい。番組後半で「酒蔵と地域が力を合わせる取り組みはこれからのモデル」とナレーションがあったが、早いタイミングでこれが示されていればタイトルと合わせて番組内容の理解が進んだのではないだろうか。
- 登場人物が多くどこの誰なのか考える間が必要だった。素朴な感じのナレーションは味があったが、聞き取りづらいところがあった。視聴者がスムーズに見られるような工夫があれば良かった。
これらに対し、制作側からは次のような説明がなされました。
- 水がきれいな鵜養という土地に惚れこんだ酒蔵が無農薬で酒米を栽培、酒を造ることを中心に制作した。この地域に惹かれて人が集まるというシーンも盛り込んだために登場人物が多くなってしまった。
- タイトルは見る人に何か引っかかるものにしたいと考えて、この言葉を選んだ。酒蔵と鵜養地区が寄り添っていく、という意味を込めたが、番組の前半で内容が分かるような説明をすればよかった。
- ナレーションの雰囲気は大事にすべきだが、伝わりやすい工夫が必要だった。
今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。
次回は9月2日(火)15:30から、課題は検討中です。