放送番組審議会

第328回「輝石の詩file19 秘湯の守り人」

2025年05月13日

 

放送番組審議会 2025年5月13日(火)開催

第328回「輝石の詩file19 秘湯の守り人」 (2025年2月22日(水)15:30-16:25放送)

2025年5月13日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「輝石の詩file19 秘湯の守り人」について、審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 全国的にも有名な乳頭温泉郷を舞台にしているが、温泉番組によくある宿や料理の紹介などではなく、“湯守”という裏方に焦点を当てたその切り口が斬新で面白かった。番組に奥行きを感じた。
  • 温泉のメンテナンスに欠かせない“湯守”の存在や仕事内容を初めて知り、興味深く見ることができた。紹介された4つの温泉の湯守それぞれのお客さんのためにという仕事ぶりや人柄が伝わってきた。
  • クリアながら温かみを感じる季節ごとの美しい映像、自然の音とナレーションの声や湯守の語り、BGMのバランスがよく、心地よく見ることができた。
  • 県外客のインタビュー内容は、湯守たちの喜びにつながると思う。同時に、視聴者も秋田が褒められているかのようないい気持ちになれたのでないだろうか。
  • 字幕を適宜つけていたのでわかりやすかったが、冒頭の「温泉なくして湯宿なし」には字幕がなく、聞き取れなかった(番組後半の同コメントには字幕があった)。
  • 乳頭温泉郷には7つの温泉、と冒頭で紹介していたが、番組で扱ったのは4つの温泉と孫六温泉の情報で、他2つに触れていなかったのが残念。

これらに対し、制作側からは次のような説明がなされました。

  • 「季節の移り変わりで違った表情を見せる乳頭温泉郷がどのように守られているのか、湯守がどんな仕事をしているのかというところに興味をもって1年間密着した。
  • 「温泉なくして湯宿なし」は肝になるコメントだったので、冒頭と後半に使ったが、冒頭にも字幕を付けるべきだったと思う。
  • 温泉宿2か所は対応が難しいということで取材できず扱わなかったが、番組は「7つの温泉宿」という入り方をしたので齟齬を感じさせてしまった。簡単にでも紹介する工夫をすればよかった。
  • この番組は、映像とともに音を楽しんでほしいと思っていた。その点は響いたのかなと思う。

今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。
次回は6月10日(火)、課題は「AABで放送している番組」。広く委員からご意見をいただく予定です。