第324回 ほっとネットとうほく「てまりが紡ぐ まぁるい縁」(2024年11月23日(土)14:30-15:25放送)
2025年1月8日(水)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、ほっとネットとうほく「てまりが紡ぐ まぁるい縁」について、審議委員からご意見、ご提案をいただきました。
委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。
- 番組の軸に「てまり」を据え、その魅力を広く伝えようとしている20代の佐藤さんと、伝統を守って
本荘ごてんまりを作っている80代の阿部さんの2人の女性にフォーカス。それぞれの立場、取り組みを紹介しながら、目には見えない人と人とのつながりや相手を思う気持ちをうまく表現している。
- インタビュー中心で単調になりがちなところを様々な場所を背景にして、変化をつけていた。佐藤さん、阿部さんともに人柄が伝わってくるいいインタビューだった。
- 制作体験教室の様子から、阿部さんが簡単にやっているように見える作業がいかに大変なものかがわかりやすく伝わってきた。
- てまりの柔らかく且つクリアな映像が美しい。ナレーションも優しく時にメリハリがあり、心が温かくなるような番組だった。
- 秋田に居ながら東京でも活動している佐藤さんの2拠点生活は今どきの仕事のあり方。もう少しクローズアップしても良かったのではないだろうか。
- 由利本荘市の「本荘ごてんまり」の歴史の説明があればよかった。
これらに対し、制作側からは以下のような発言がなされました。
- 由利本荘市という土地柄で幼いころから「ごてんまり」が身近にあった佐藤さんが、東京で「てまりカフェ」を開き、さらに海外にもてまりを広める活動をしていることを知ったのが番組制作のきっかけとなった。
- 「本荘ごてんまり」の歴史に関しての裏付けが難しいため、「てまり」そのものを紹介するのではなく、「てまりが繋ぐ人と人」に重きを置いた。
- 「てまりの映像を見た人が『ほわっ』とした気持ちになるような画作り」を心掛けた。温かい感じが伝わったのであれば、この番組を作って良かったと思う。
今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。
次回の番組審議会は2月4日(火)、課題番組は「報道ステーション」をご審議いただくこととしました。