放送番組審議会

第319回「つながる、ひろがる、地域のわ。わっかフェス」

2024年06月04日

 

放送番組審議会 2024年6月4日(火)開催

第319回「つながる、ひろがる、地域のわ。わっかフェス」(2024年4月27日(土)14:30-15:25放送)

2024年6月4日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「つながる、ひろがる、地域のわ。わっかフェス」について、審議委員からご意見をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 人と人とのつながり=絆を中心に据え、人気アーティストと郷土の伝統芸能を組み合わせる手法は、面白い取り組み。テレビ放送とインターネット配信で、地域の魅力を全国に情報発信した点も評価できる。秋田から何か起こせそうだ、という期待感や希望を持たせる内容だった。
  • 番組はステージ収録だけでなく、伝統芸能に挑戦する東京の大学生の取り組み方や思い、教える地元の人たちとのかかわり方、「わっかフェス」本番とその舞台ウラを見せることで、「絆」「音楽と祭りで日本を元気に」というイベントのコンセプトがより伝わってきた。
  • ゆずが事前交流会に参加し、本番までを含めた全体の一体感を生み出した。ゆず×伝統芸能×学生のコラボが、まさに「化学反応」を起こしたと感じた。
  • 「土崎港ばやし」「毛馬内盆踊り」「花輪ばやし」それぞれの歴史や祭りの意味などは、保存会の方の説明に字幕を付けて紹介し、丁寧に仕上げられていてわかりやすかった。
  • 番組内で「わっか」の説明があれば良かったと思う。伝統芸能に挑戦したのが東京の学生だったが、県内の大学生でも良かったのではないだろうか。
  • ナレーションが落ち着いていて聞きやすかった。

これらに対し、制作側からは以下のような発言がなされました。

  • 「わっかフェス」は大企業との共催で、去年に続いて2回目。去年は他企業についていくのがやっとだったが、今年はスタッフも楽しみながら仕事ができた。秋田の取り組みを全国に向けていかにして伝えるかを心がけた。
  • 事前交流会に参加したゆずが、「これはステージでやってみたい」など、いろいろなアイデアを出してくれた。
  • ナレーションに関しては、担当ディレクター(東北朝日プロダクション)の指示が細やか、かつ適切だったので、うまくまとまったのだと思う。
今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。
次回の番組審議会は7月2日(火)16:30、系列番組審議会委員代表者会議議題「地上波テレビに求められる災害・気象報道のあり方」についてご意見をいただく予定。