放送番組審議会

第311回「テレメンタリー2023 その手で未来を~泳ぐ ぼくだけの左手と~」

2023年09月12日

放送番組審議会 2023年9月12日(火)開催

第311回「テレメンタリー2023 その手で未来を~泳ぐ ぼくだけの左手と~」

2023年9月12日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「テレメンタリー2023 その手で未来を~泳ぐ ぼくだけの左手と~」を課題に審議委員からご意見
をいただきました。委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 「テレメンタリー2017 その手で未来を~筋電義手とつかむ可能性~」の続編。序盤は前回の映像などで主人公の障がいを説明して義手を使う様子を描き、その後、義手に頼らない現在の姿につなげていた。時系列の構成で分かりやすかった。
  • 障がいのある左手を「自分だけのもの」と誇らしく語る主人公の心身の成長ぶりとアスリートとしてパラ水泳と向き合う決意が伝わって来た。
  • 長期にわたり、取材体制を維持させていることで取材対象者との信頼関係が深く築かれていることが分かる。インタビューでは本音のコメントが引き出されていたと思う。
  • ドローンで撮影した映像が印象的で番組の内容が伝わってくるような、これからに期待を抱かせるシーンとなっていた。
  • 渡部秀さんのナレーションはお兄さんのような雰囲気で良かった。

これらに対し、制作側からは以下のような発言がなされました。

  • 前回を見ていない方にも分かるようにまとめた。6年経って、パラ水泳という新しい目標に向かっていることを中心にしているが、それだけではなく家や学校などでの様子も伝えたかった。
  • 取材スタッフは毎回ほぼ同じ。インタビューはじっくり向かい合うことを心がけている。本人と両親を分けて行ったことで、普段思っていても口にしていないことを話していただけたと思う。
  • 泳いでいる姿の撮影にこだわり、ドローンを使用した。また、長年の密着取材で得た映像という財産を生かすことができたと思う。

次回は10月11日(水)「トクバン!秋のまんぷくスペシャル」(9月30日放送)をご審議いただくこととしました。