放送番組審議会

第310回 系列番組審議会委員代表者会議 議題
  「いま、テレビの役割を問う~地域に貢献するメディアであり続けるために~」

2023年07月04日

放送番組審議会 2023年7月4日(火)開催

第310回 系列番組審議会委員代表者会議 議題
  「いま、テレビの役割を問う~地域に貢献するメディアであり続けるために~」

2023年7月4日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、10月にテレビ朝日で開催予定の系列番組審議会代表者会議のテーマ
「今、テレビの役割を問う~地域に貢献できるメディアであり続けるために~」を課題に、
審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 身近なローカルの話題はインターネットでは知ることができない。新聞は深掘りしていて役に立つが、一方通行に感じる。テレビは地域の意見を代表するメディアで、相互やり取りができるツールだと思う。市井の人々が日々暮らす中で、おかしいな、こんな情報が欲しいな、ということをその人たちの目線でとらえて、問題を共有し、より暮らしやすい地域を育てる、そういった役割がテレビに求められていると考える。
  • 様々な世代、様々な志向をもった人々のニーズをリサーチし、焦点を絞り込んでいく必要がある。平日の日中帯にテレビを見ない人たちのテレビとの接触時間を増やす工夫が大事。
  • 地上波で放送できなかったニュース、スポーツ、地域の話題などをWebで配信し、視聴者が見たいコンテツを選んでみることができるようになれば、テレビは地域にとって最強のメディアとなる。ローカルな情報が地域のより多くの人に行き渡り、共有されることで地域の様々な活動の活性化に寄与するだろうと考える。
  • ローカル局は地域の応援団であってほしい。秋田から全国へ、世界へと情報を発信したり、活躍の場を広げたりする人や企業の後押しをしていただきたい。秋田で働くことに生きがいを感じるような、ふるさと秋田の良さをこれでもかというくらい発信してほしい。
  • 地域密着がローカルテレビ局の存在意義と強みである。「サタナビっ!」は成功例だと思う。
  • データ放送を活用した「テレビ回覧板」は注目すべき取り組み。ネット環境がない、あっても使えないという人たちにとって、自治体の細やかな情報が得られるツールとして有効だと思う。
  • 3月に放送した「洋上風力」の番組は、保存版として、教材として、中学校や高校で見てほしい秀逸なものだった。このような価値あるコンテンツを作ることが、地域に貢献できるテレビの役割なのだと感じた。
  • テレビは誰かと時間を共有できるツール。家族や友人と見たいと思う番組、テレビで見たことを話題に
    できるような内容の提供を望む。


8月は休会。次回は9月12日(火)、「テレメンタリー2023その手で未来を~泳ぐぼくだけの左手と~」についてご意見をいただくこととしました。

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