放送番組審議会

第309回 「トレタテ!」(2023年5月25日(木)放送分)

2023年06月06日

放送番組審議会 2023年6月6日(火)開催

第309回 「トレタテ!」(2023年5月25日(木)放送分)

2023年6月6日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「トレタテ!(5月25日放送分)」を課題に、審議委員からご意見をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 硬軟取り混ぜた項目をメリハリつけて時間配分していて、バランスが良いと感じた。伝え方も簡潔かつ適切な表現で分かりやすく、疲れずに見続けることができた。
  • 千田、高橋、藤盛の3人のアナウンサーはベテランらしい落ち着きがあり、耳あたりが良い声質と話し方で安心して見ていられる。和田気象予報士の天気コーナーは独自色があり、生活情報としても楽しめる。
  • 「総選挙」の企画では、記者解説で秋田の情勢がよく理解できた。かなり大胆に切り込んでいたが、「もう選挙の話題?」と思った視聴者もいたのではないだろうか。
  • 特集「水路転落事故防止」は、「なぜ?」から始まり、専門家の言葉を交えて解決方法を探り、着地点があったのが良かった。アニメーションや効果音を使用して、ふと目が向くような子どもでもわかるような工夫があった。
  • 提供ベースの映像と提供あけのニュースが異なるのは唐突感がある。同様にCM前のフリとCMあけのニュースが違うのも違和感を覚える。

これらに対し、制作側からは以下のような発言がなされました。

  • 音で聞いてわかるニュースにしよう、各社同じネタを扱ってもプラスαを付加しよう、VTR展開が難しいものはスタジオで深掘りしよう、という方針で日々制作している。
  • 明るいネタの映像を提供ベースに使うことで、番組内のどこかで扱うだろうという期待感を高めている。視聴者を離さない工夫として、あえて直結でそのニュースを伝えないこともある。
  • 「総選挙」企画は、G7サミットが終わり与党に勢いがあるタイミングだったので扱った。ニュースは生ものなので世論を鑑みながら扱うネタを考えている。
  • 「水路転落事故防止」の特集で使用したアニメーションは既存のものではなく、自社で制作した。初めての試みだった。
今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。
次回は7月4日(火)系列24社放送番組審議会委員代表者会議 議題「いま、テレビの役割を問う~地域に貢献するメディアであり続けるために~」をご審議いただくこととしました。