放送番組審議会

第307回「AAB開局30周年記念特別番組 夢球場の30年~夏の記憶~」

2023年04月11日

放送番組審議会 2023年4月11日(火)開催

第307回「AAB開局30周年記念特別番組 夢球場の30年~夏の記憶~」

2023年4月11日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は「AAB開局30周年記念特別番組 夢球場の30年~夏の記憶~」を課題に審議委員からご意見をいただきました。委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 夏の高校野球秋田大会を「夢球場」として30年に渡り伝えているAABだから制作できた特番。30周年冠番組の最後を飾るのにふさわしい作品だった。秋田の高校野通にとって永久保存版になったと思う。
  • 視聴者アンケート結果「心に残る試合ベスト10」は、一試合一試合をストーリー性を持たせて紹介していて、試合展開や高校球児の喜怒哀楽様々な表情に胸をうたれた。
  • 現役プロの石川投手(ヤクルト)、吉田投手(日本ハム)、山口選手(ロッテ)がそれぞれ当時の「夢球場」の映像を見ながら語る内容に感動した。プロに進む選手でも野球人生の中では高校時代が特別なものだということが伝わってきた。
  • エンディングの「大絵巻」では、統廃合や校名改称で今は存在しないユニホームの映像もあって非常に良かった。映像の古さに時代を感じ、懐かしく見た。
  • 落合福嗣さんのナレーションが非常にマッチしていた。
  • 「大絵巻」にいつのどこの学校など字幕があれば良かった。2018年金足農業の甲子園映像も見たかった。

これらに対し、制作側からは以下のような発言がなされました。

  • 一過性に終わらず、「また見てみたい」と思わせるような番組にしたいという思いで制作した。
  • 高校野球通に合わせると一般視聴者がついてこない、一般視聴者に合わせると高校野球通がついてこない、ターゲットをどうするかという点で、ランキングだけでなく、データを紹介したり高校野球の裏側的な映像を使用したり、メリハリをつける工夫をした。
  • 番組全体で30年間の秋田大会のほぼ全ての出場校の映像を入れ込んだ。「大絵巻」は時系列ではなく年代が入り乱れているため、字幕を入れるとかえって混乱するだろうと考えて付けなかった。
  • 甲子園の映像を期待した方もいるだろうが、甲子園は、「夢球場」とは別ものという考えから使用しなかった。AABのカメラがとらえてきた30年間の映像を大事にしたかった。

今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。

次回は5月9日(火)トレタテ!報道スペシャル「洋上風力の挑戦者たち~秋田発エネルギー革命~」をご審議いただくこととしました。