放送番組審議会

第305回 AAB開局30周年記念特別番組「Mr.都市伝説 関暁夫 秋田30の驚きとミステリー」

2023年02月07日

放送番組審議会 2023年2月7日(火)開催

第305回 AAB開局30周年記念特別番組「Mr.都市伝説 関暁夫 秋田30の驚きとミステリー」

2023年2月7日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「AAB開局30周年記念特別番組 Mr.都市伝説 関暁夫 秋田30の驚きとミステリー」を課題に、
審議委員からご意見をいただきました。
委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 関氏は本心から秋田を興味深いと思ってくれたのではないだろうか。「すごいな」「なんでだろう」をわざとらしくなく表現し、徐々にその熱量に引き込まれていった。
  • 「ミステリー」という観点で、客観的に秋田を見ることができた。まだまだ知らないところや分からないこと、見どころがあるんだと再認識した。
  • 字幕の使い方、見せ方が場面ごとに丁寧でよかった。
  • 地上波での放送後にYouTubeで配信しているのはいい試み。構成や内容が全国向けのように思えたし、秋田の宣伝になったのではないか。いろいろなチャンスで視聴者が増えていくのは良い事だと思う。
  • 未公開映像もあるとのことなので、もっとロケをしていたのだと思うが、番組ではエリアに偏りを感じたのが残念。
  • 「信じるか信じないかは、あなた次第です」このフレーズは投げかけているだけで答えがなく、消化不良のように感じた。

これらに対し、制作側からは以下のような発言がなされました。

  • 30周年のテーマは「It‛s SHOW time」。テレビにはまだまだ力があることを示そうということで、関暁夫氏の力を借りて、ミステリーをきっかけにしたバラエティを作ることにした。
  • 不思議なものは不思議のまま、驚きのものは驚きのまま、「信じるか信じないかは、あなた次第です」で
    まとめて、あえて答えを示さないスタンスで制作した。「ミステリー」「ミステリー」とならないよう、
    バラエティとして楽しんでもらいたいという意図があったが、それが上手く伝わらなかった部分もあっ
    たと思う。
  • 短い扱いでたくさんのネタを紹介するよりは、きちんと見せたかったので絞り込んだ。その結果、エリ
    アに偏りが出てしまった。
  • 関氏は、博識で創造力豊か、反射神経も良いタレント。今回は都市伝説テラーとしての顔だけでなく、
    素の優しい人間性も出せたと思う。

今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。

次回は3月7日(火)
輝石の詩file17「五城目の御矢師」をご審議いただくこととしました。