放送番組審議会

第292回「美味!伝統!あきた自慢テレビ」

2021年10月12日

放送番組審議会 2021年10月12日(火)開催

第292回「美味!伝統!あきた自慢テレビ」

2021年10月12日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「美味!伝統!あきた自慢テレビ」(2021年9月25日(土)9:30~13:00放送)について、審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 「キャンピングカー」コーナー、新岡智昭アナと澤井優香さんのコンビは会話が絶妙で、それぞれのリポートも上手。キャンプに関する情報も提供されており、面白く見ることができた。
  • 「大館曲げわっぱ」「川連漆器」のコーナーは、丁寧な取材と構成、映像の巧みさで興味を引くVTRに仕上がっていた。ともに過去に番組の題材として扱った力が反映されていたと思う。
  • サブスタジオ的な役割の生中継先は、すっきりとした秋晴れの下で村上晴香アナとZENさんが進行し、収穫の秋、実りの秋にふさわしい映像だった。反面、天気が良すぎて炊きたてごはんの魅力を伝えるのにカメラマンは苦労したと思う。
  • 過去2回放送した「あしたへスイッチ!」と比較してしまうのだが、今回の3時間半は長く感じた。コーナー毎の内容、番組全体の構成、出演者の使い方などにおいて、視聴者が共感を覚えるような工夫がほしい。
  • スタジオはMC山下右恭アナ、弭間花菜アナ、ゲストのバリトン伊藤さんとシャバ駄馬男さんというこれまでにない組み合わせだったが、その新鮮さが活かされていなかった。バリトンさん、シャバさんの存在感を示せるような仕立てがあれば良かったのではないか。
  • 出演者がマスクを着けていたり、いなかったりが気になった。基準はあったのだろうか。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • アフターコロナに向けたニュアンスで、豊かな秋田を実感し秋田をもっと自慢していこう、という趣旨で番組企画を立てたが、コロナ禍で9月に入っても思うように準備が進まない状況で苦労した。
  • マスクの着用は、屋内か屋外か、また、他者との距離がどうかで判断している。
  • 太陽が照り付ける中での中継はカメラマン泣かせだった。青空中継ではあり得ることなので、食べ物を美味しそうに見せるさらなる工夫が課題と感じた。
  • アナウンサーは生部分とVTRで全員が出演。言葉足らずのところ、ハプニングへの対処の仕方など演出も含め反省すべき点があった。
今回いただいたご意見は今後の番組づくりにいかしていきたい。

次回は11月10日(水)、「トレタテ!」をご審議いただくこととしました。