放送番組審議会

第284回「あきたふるさと手作りCM大賞」

2021年01月13日

放送番組審議会 2021年1月13日(水)開催

第284回「あきたふるさと手作りCM大賞」

2021年1月13日(水)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は「あきたふるさと手作りCM大賞」について審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 番組全体がテンポよくまとめられていて、楽しく面白く見ることができた。ステージ上のMC3人が常にディスタンスを保ち、市町村参加者はリモートブースからの出演、審査員間にはアクリル板の仕切りを置くなど、感染対策をしっかり行って審査会が実施されたことが画面から伝わってきた。
  • 今回で18回目、ローカル局ならではの地元密着型コンテンツを継続させていることが素晴らしい。特に今年は、コロナ禍でも実施に踏み切ったAAB、参加した市町村、番組の視聴者、それぞれに価値ある取り組みとなったと思う。
  • 各市町村のCMは、着眼点や手法が多彩でどれも面白く、地元への思いが伝わってきた。クオリティも高い。小中高生が関わっている自治体には今後の期待値も高まる。
  • 参加要件やCM制作に関する規定などの説明がほしい。素人制作なのか、セミプロでもいいのか、ルールが分からず、同じ土俵に立っていると思えなかった。
  • 審査員コメントが甘めでほとんど辛口がなく、メリハリに欠ける。
  • 「CM大賞」が始まった18年前と現在では機材や環境など状況が全然違う。Web投票を取り入れるとか、ジュニアの部を設けるなど、「CM大賞」の在り方を検討してもいいのではないか。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • コロナ禍での実施の可否の検討もあったが、無事にできた。コロナ禍だからこその作品もあり、やって良かったと思う。従来とは異なる形での収録だったが、工夫して取り組んだ。
  • 「土俵が違う」というのは的確なご指摘と受け止める。CMを誰が作るかは市町村に一任していて、地元のセミプロのような人に頼むところもあれば、素人の担当者が作るところもある。担当者が代替わりして、「作れない」というところも出てきている。一方、学校に頼む傾向は高まっている。手作り感は大事にしていきたいと考えている。
  • 審査員5人中4人が初めての方だったので、コメントに難儀されたかもしれない。また、なるべくいいところを使っているため、全体に甘めになってしまった。
今回頂いたご意見は今後の番組作りにいかしていきたい。

次回は2月9日(火)開催。「トレタテ!報道スペシャル 青い稲妻の“証言”」をご審議いただくこととしました。