放送番組審議会

第280回 テレビ朝日系列全国番組審議会 議題「新型コロナウイルス報道とテレビの役割」について

2020年07月07日

放送番組審議会 2020年7月7日(火)開催

第280回 テレビ朝日系列全国番組審議会 議題「新型コロナウイルス報道とテレビの役割」について

2020年7月7日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「テレビ朝日系列全国番組審議会 議題『新型コロナウイルス報道とテレビの役割』」について審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • インターネットのニュースは速報性があるが、信用度に欠けるため、テレビ報道で詳しく深く知るという見方をしている。番組に出演する医療関係者やコメンテーターの意見は、必ずしも政府の考え方と一致しているわけではなく、興味深く見ていた。
  • コロナ感染が拡大する中で前向きに取り組む人たちをテレビが取り上げていた。
    明るいニュースとして観ていて励みになった。
  • 一連の自粛要請が日本社会にもたらしたダメージは大きく、余波は今後も続くと考えられる。
    報道機関には、政府に対して施策の評価を強く求めてほしい。
  • 危機感を煽るのではなく、「正しく恐れる」基本を伝えていただきたい。
    大都市圏と地方では感染者数や生活様式が異なり、一律に規制を敷いたり制限したりすることに 疑問を感じる。
    環境や行動様式にあった予防策を探り、伝えることが次へのステップに繋がると思う。
  • インターネットでは、感染者が加害者であるかのような誹謗中傷や医療関係者への差別が見られた。こういった事例は、しっかり取材して、人権を守る報道をすべきだと思う。
    テレビは社会的な不正義に対して矯正を行う、強い倫理規範に基づいて運営されるものである。
  • 行政機関が出すメッセージは、わかりづらい。
    緊急時だからこそ、子どもでもお年寄りでもわかるようなことばや表現を求めたい。

今回頂いたご意見を取りまとめ、「テレビ朝日系列 番組審議会委員代表者会議」に臨むことといたします。

  • 8月は休会
次回(9月)は、系列夏ブロック「藤岡隊長が行く!道の奥グルメ調査隊 こんな所にナゼ秘境メシ」についてご意見をいただくことといたしました。