放送番組審議会

第278回「サタナビっ!」

2020年05月27日

放送番組審議会 2020年5月27日(水)開催

第278回「サタナビっ!」

2020年5月度の当社番組審議会は、新型コロナ感染防止のため、通常形式での開催を見合わせて各委員からリポートを提出していただきました。課題番組は、4月18日(土)放送の「サタナビっ!」です。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 緊急事態宣言全国拡大後の放送で、スタジオ出演者を3人に絞り、ソーシャルディスタンスを保っての進行は、慣れない点もあったろうがスムーズだった。カメラアングル等にも工夫が見られた。
  • 外出自粛が求められる中、時宜にあったテーマを上手に構成している、テイクアウト、お取り寄せ、マスクの作り方など、最新の話題・興味の中から情報を提供してくれた。
  • 「テイクアウト」は県北、中央、県南のお店を紹介、地域バランスが取れていた。各店のメニューや注文の仕方が良くわかったが、店舗情報の字幕の露出時間はもう少し長い方がいい。テイクアウトした料理を出演者の長谷川さん一人で食べるのではなく、お母さんと一緒に、さらに藤盛由果アナウンサーも合流した演出で楽しく仕上がっていた。
  • 「マスク作り」は、簡単に作れる方法を知ることができてためになったが、VTRで出演したバリトン伊藤さんについての説明がなかったのが残念。また、ZENさんがスタジオで作っているときの手元の様子が分かるような映像があれば良かった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 緊急事態宣言を受け、ソーシャルディスタンスの啓発と実践という意味で出演者3人が離れて会話する形をとった。不自然さもあったが視覚的にも注意喚起を促す試みだった。
  • 「テイクアウト」は、こういう時だからこそ普段は行かない店の料理と出会い、『おうちご飯を家族で楽しく』というテーマで伝えたかった。長谷川さんのお母様に出演いただき、ほのぼのとした雰囲気を出せたと思う。
  • 「マスク作り」でのZENさんの手元の見せ方について、途中で持ち上げるなどしてみたが、字幕で隠れてしまい、視聴者にはフラストレーションを与えてしまった。手元を映しやすい席での実施など工夫の余地があった。バリトン伊藤さんが洋裁の仕事をしていることなどの情報も足りなかった。
  • 今後もしばらく感染予防対策に留意しながらの取材体制が続くが、視聴者が楽しめる、元気になれる番組作りを心がけていく。
今回頂いたご意見は今後の番組作りにいかしていきたい。

次回(6月)は、「テレメンター2020~んだどもおらほのまちだもの~」についてご意見を頂く事としました。