放送番組審議会

第268回「AABスペシャル あきた平成のキオク」

2019年05月14日

放送番組審議会 2019年5月14日(火)開催

第268回「AABスペシャル あきた平成のキオク」

2019年5月14日(火)に開かれた当社番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、4月20日(土)放送「AABスペシャル あきた平成のキオク」について審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 番組タイトルから平成30年間を総括する内容であろうと想像していたので、「藤里町児童殺害事件」と「秋田新幹線開業」の2つに焦点を当てた構成にギャップを感じた。
  • 「藤里事件」は大きな事件だったが、秋田県民にとってあまり思い出したくない出来事。平成を代表するコンテンツとして振り返る必要はあったのか?一方、「秋田新幹線」は、東京へのダイレクトアクセスという県民の悲願が達成した明るい話題でよかった。一番列車の運転士目線という工夫があり、よくまとまっていた。
  • 振り返りを羅列するのではなく2つをピックアップする“とんがった”つくりにAABらしさを感じ、こだわりが垣間見えた。
  • 高田美樹アナウンサーのナレーションは、包む込むような声とアナウンスが映像と調和していてとてもよかった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 当初はタイトルを「平成の記録」とする予定だったが、AAB開局は平成4年で元年からの3年間の映像がないため、「記憶=キオク」とした。
  • 総花的に振り返るのではなく、ポイントを絞りたいと考えての番組構成で5項目の候補の中からこの2つを選んだ。「秋田新幹線」は秋田-東京間が近くなった出来事で外せないと考えた。「藤里事件」は、事件の内容と合わせてメディアスクラムなど報道の仕方も注目された大きなニュース。いまだに真相が解明されず、事件を追っている人物(飛松五郎さん)がいることも知ってほしいとの思いがあった。
今回頂いたご意見は今後にいかしていきたい。

次回(6月)は、「輝石の詩File13 URUSHIをつなぐ~川連漆器を未来へ~」についてご意見を頂く事としました。