放送番組審議会

第251回「もうひとつの夢球場 ~白球がつなぐ夏~」

2017年09月12日

放送番組審議会 2017年9月12日(火)開催

第251回「もうひとつの夢球場 ~白球がつなぐ夏~」

2017年9月12日(火)に開かれた当社番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、8月5日(土)放送「もうひとつの夢球場~白球がつなぐ夏~」について審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 「白球がつなぐ夏」というサブタイトルが示すとおり、本荘の兄弟、十和田の仲間、花輪の師弟、秋田の親子、それぞれのつながりが高校野球を通じた人と人の絆としてよく表現されていた。
  • 取材対象者の表情や発する言葉が魅力的だった。
  • 番組全体を通して、文字スーパー(冒頭アバン、各パーツのサイドスーパー、コメントフォローなど)の文言、フォント、出し方が効果的だった。高田美樹アナウンサーの落ち着いたナレーションが良かった。
  • 後半のダイジェスト部分の映像が迫力に欠け、平坦な作りだったのが残念。大曲工の藤井投手のノーヒットノーランや、能代松陽はもっと見たいと思った。ヒューマンドラマとしてはよい作品だが、「高校野球の総集編」という見方をすると物足りなかった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 確かに野球を見たい方には物足りないかと思うが、「総集編ではない」という意図があって昨年から『もうひとつの夢球場』というタイトルで大会のウラ側にあるものにフォーカスをあてている。柱となった4チームの4つの話題は2人のディレクターがそれぞれ拾ってきたもの。
  • 負けたチームの先に決勝に残る2校があるとして、ダイジェストは決勝パーツの前のコーナーとして負けたチームの映像で構成した。負けたチームなので派手な映像が少なく、迫力に欠けたのだと思う。
  • ノーヒットノーラン達成試合の大曲工×大曲農は投手戦で緊迫感のある試合だったので、そのあたりはもっと見せても良かった。
次回(10月)は、「AAB開局25周年記念特別番組 新・にほん風景遺産 光の稲穂 竿燈まつり~短くも熱い秋田の夏~(4K制作)」を審議いただく事としました。