放送番組審議会

第243回「桃の花が咲く街~『北限の桃』にかける農家の365日~」

2016年11月15日

放送番組審議会 2016年11月15日(火)開催

第243回「桃の花が咲く街~『北限の桃』にかける農家の365日~」

2016年11月15日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。 今回は2016年11月5日(土)放送「桃の花が咲く街~『北限の桃』にかける農家の365日~」について、審議会委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 鹿角市が雪や寒さと闘いながら桃の産地化に取り組んでいて、その努力の成果が見えてきたことが分かり易くまとめられていた。
  • 担い手、収入源、販売戦略など農家が抱える問題や農業の大変さを再認識させられた。
  • 果樹農家・山本喜代宏さんご夫妻を丁寧に取材し、いきいきした表情や人柄、発せられる言葉が魅力的に描かれていた。
  • 季節の映像が効果的に使われていた。おちついたBGMと深澤里奈さん(フリーアナウンサー)のナレーションが番組のトーンにマッチしていた。
  • 冒頭の「カットした桃」の映像がおいしそうで、番組を見るモチベーションが上がった。
  • 苦労の場面が多く、全体に暗い感じ。果樹栽培の楽しさがダイレクトに伝わるシーンが欲しかった。
  • 若い人がまったく登場しなかった。次世代の桃栽培に関する問題にも踏み込んでも良かったのではないか。
  • 「桃」や「きりたんぽ」などおいしそうに見えなかった。雪害のシーンも大雪に見えなかった。映像へのこだわりが足りなく感じられ、残念。
  • インタビューが話し方や場所などの関係で聞き取りづらく、字幕でのコメントフォローがもっと欲しかった。
  • 農業地域が舞台なのに、タイトルに「街」を使っていたのは違和感がある。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 「桃の雪害」のニュース取材をきっかけに継続取材して生まれた番組。シーン撮影にあまり時間をかけないニュース用映像を中心に構成したが、番組なのでインタビューの場所や、食べ物の撮影などは配慮すればよかった。
  • 取材を続ける中で農業は苦労と忍耐が9割だと感じた。それを伝えたかったが、苦労の連続が暗い印象を与えてしまった。
  • 先輩農家と次世代のつなぎの中心にいるのが山本さんだと思うので、今後も取材を続けていきたい。
  • 番組タイトルの文字表記等のご指摘は次回以降にいかしていきたい。
次回(1月)は「スーパーJチャンネル トレタテ!年末報道スペシャル」を審議頂く事としました。