放送番組審議会

第242回「もうひとつの夢球場~エースたちの夏~」

2016年10月04日

放送番組審議会 2016年10月4日(火)開催

第242回「もうひとつの夢球場~エースたちの夏~」

2016年10月4日(火)に開かれた当社放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、2016年8月6日(土)放送「もうひとつの夢球場~エースたちの夏~」について、審議会委員からご意見、ご提案を頂きました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • さまざまな“エース”の姿に焦点をあてるというテーマ設定がしっかりしていて、物語性があった。単なるダイジェストではなく、普段は高校野球をあまり見ない人にもわかり易い展開で見ごたえがあった。
  • その時にしか撮れない表情、声、涙などが効果的に使われていた。球児たちの清々しさ、さわやかさがよく表現されていた。
  • 花輪高校部分は、事前取材もあって作りこまれていた印象。新人監督と部員達との信頼関係が徐々に育まれ、ともに成長していく様子が伝わってきた。
  • ナレーションは、男女(下山由城アナ、永井華子アナ)の使い分けでメリハリが生まれ、テンポもあってよかった。
  • 広く浅い印象。大館桂桜の統合チームとしてのスタート時の難儀さ、プロ注目の大館鳳鳴投手などについてはもっと知りたかった。春の県優勝校・能代の扱いも、もっとあってもよかった。
  • 実況音声をそのまま使うのは臨場感があって良いが、実況アナが男性なので、番組ナレーションは女性アナのみでよかったのではないか。
  • BGMがうるさく感じられる場面やBGMによってコメントが聞きづらい部分があった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 10日間の大会期間中には伝えられない同時進行の物語を伝えたいという意図で制作した。多くのチーム、多くの選手のがんばりを伝えようとしたが故に、広く浅くなった部分が少なからずあった。
  • 大会が進む中で新たなネタが見つかったりしたが、番組の方向性が早いうちに見えていたので、編集はスムーズにできた。
  • シーンによるナレーション分担が効果的と判断して男女を起用した。
  • 今回のBGMは若さや爽快感を意識して選曲したが、それがうるさいと感じられたかも しれない。BGMは永遠の課題、内容にマッチする使い方を心がけていきたい。
次回(11月)は「かづの北限の桃(仮)」を審議頂く事としました。