第241回「いま蘇る武将の味~歴女が恋する城下町グルメ~(東北ブロックネット)」
2016年9月7日(水)に開かれた当社放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、2016年8月29日(月)放送「東北ブロックネット いま蘇る武将の味~歴女が恋する城下町グルメ~(KFB福島放送制作)」について、審議会委員からご意見、ご提案を頂きました。
委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。
- 伝統的料理を“武将にまつわるグルメ”という視点で歴史的解説を加えながら、分かりやすく伝えていた。伝統料理は、その地域ならではの理にかなったものであることを再認識することができた。
- “歴女”をめざすというスタンスで、出演タレントが“歴史初心者”として、素朴な疑問を口にし、学び、体験して感動する素直な姿に好感が持てた。「行ってみたい、食べてみたい」と思わせる構成、演出だった。
- これまで知らなかった伝統料理や城などが紹介され、大変、興味が持てた。
- あばれる君はナレーションが上手い。番組の中でメリハリを付けるいい役割を果たしていた。女性(KFBアナウンサー)のナレーションも良かった。
- タレントが出演する県が3県、他3県はタレントなしで尺も短い。不平等感がある。秋田は城の扱いがなく、青森も弘前城に触れておらず、さらりと終わってしまった感じ。
- 時代劇風の言い回しと現代風やりとりが混在して統一感がなく、違和感。あまり印象の良くない言葉遣いもあった。
- 女性タレントが大きな口を開けて食べる様子は行儀が悪く見える。「わんこそば」は、辛そうで、「ご馳走をいただいている」という姿には見えなかった。
これに対し、制作したKFB福島放送からは以下のような説明がなされた。
- これまでにないグルメものとして“歴女”と“武将”を組み合わせた企画を採用した。地元の方に歴女見習いが教わっていく構成により、視聴者目線で伝えることが出来たと思う。
- タレント3人を同日にブッキングする調整が難しく、移動の関係もあり、ロケに行った県、行かない県が出てしまった。タレントが行かない県では地元の方にご出演いただいた。
- あばれる君は以前にもKFBの番組でナレーション起用し、良かったので今回もお願いした。ただし、全編をあばれる君にするとテンション高めが続くので、女性アナも使った。出演者、あばれる君に負けないトーンのナレーションが出来たと思う。
- 今回頂いたご意見は次回以降にいかしていきたい。
次回(10月)は「もうひとつの夢球場~エースたちの夏~」を審議頂く事としました。