放送番組審議会

第240回「テレビ朝日系列の報道について 思うこと・望むこと」

2016年07月05日

放送番組審議会 2016年7月5日(火)開催

第240回「テレビ朝日系列の報道について 思うこと・望むこと」

2016年7月5日(火)に開かれた当社放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、「テレビ朝日系列 番組審議会委員代表者会議 課題 テレビ朝日系列の報道について 思うこと・望むこと」について、審議会委員からご意見、ご提案を頂きました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • かつての報道番組は、局によって伝え方に独自性があり、主観が感じられた。
    今はどの局も同じようになっていて、もの足りない。
  • 局側が伝えたいことが視聴者ニーズにマッチングしているのか?疑問を抱くこともある。どの局も同じ様に朝から殺人事件などの詳細を伝えることがあるが、視聴者は朝からそれを知りたいものなのかと感じる。
  • 事件事故の加害者、被害者の生い立ち、生活環境など、周辺情報の過剰な報道はプライバシーの侵害になるのではないかと思う。
    今の報道番組はワイドショー化しているものが多い。
  • 都知事問題などは個人を追い詰める様な報道が目立っていた。
    見ていて不快、チャンネルを変えるかテレビを消してしまう。
    その一方で社会正義を引き出したマスコミの力、世論を動かした面もある。
  • 「報道ステーション」はテレビ朝日の富川アナウンサーが新キャスターとなった。
    局に所属するキャスターがどこまで視聴者目線で、様々な事象と向き合えるのかが 問われている。
  • ネットニュースとテレビニュースの役割分担が求められる。
    マスメディアは“権力”に対する“監視”の役目を果たしてほしい。
    それと同時に偏った報道では無く、公正中立な立場での報道を望む。

※8月は休会。

  • 次回(9月)の課題番組は調整中です。